(パパ、がんばって!)
「チワッス!」
ジムの中で、いつもひときわ大きな声で入って来るのは、今週1月5日(金)に横浜文化体育館で約4年ぶりとなる復帰戦を行う野崎 祐一郎選手です。
野崎君がジムにやってきたのは、彼がまだ高校生のときでした。あの頃もそうだった、彼の大きな声で入って来ていた姿が思い出されます。
しかし、あの頃の彼と今の彼、変わった事があります。それは妻を持ち、娘が生まれ、父親になっているという事です。
言うは易し、行うは難し。
彼の若さ(24歳ですよ、24!)で家庭とボクシングの両立、それを行うのは想像もつきません。
先日、時を同じくして6年ぶりの復帰をした中村尚平太選手が、長いブランクから復帰することの大変さをインタビューで語っていました。
「普通の生活をしてる所から、その辛さを知っててボクシングへ戻るっていうのはパワーがいるんだなあ、と。」
(八王子中屋ボクシングジム interview room 中村尚平太【2010/1/16 vs加藤壮次郎】(こんどうさん、ありがとう。))
少年時代のガムシャラさには感動を覚えます。しかし社会に出て、あらゆるものを経験した中で、それでも尚、ガムシャラでいられるのなら、それは感動以上の、尊敬の念を感じさせるのではないでしょうか。
「チワッス!」
野崎祐一郎の一声が、決意と深みを持ってにジムに響き渡る。
*諸国漫遊記
リムジン Connecticut,USA(2/2UP)
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